朝、記事を耳に入れるまでの手数が多すぎました。だから自分で作り始めました。

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結論

記事を選び、全文を選択してコピーし、読み上げで耳に入るまでの流れ。

朝、記事を耳に入れるまでの手数が多すぎました。だから自分で作り始めました。

読み上げアプリが記事を読み上げられない、という話ではありません。

読み上げ自体は昔からできます。

私が減らしたかったのは、その手前——どの記事を読むか決めて、上から下まで全部選択して、コピーして、貼り付けるまでの部分です。

そして、その最後の一歩で選択範囲が消える。

yomiage を作っているのは、この手数を減らすためです。

朝、記事を選んで、上から下まで全部選択する

読むのは通勤中です。

その時間に、日経新聞をオンラインの記事で読んでいます。

オンラインの新聞記事は、記事の選択から始まります。

どの記事を読もうかというところから始まって、いざまとまった記事が表示される。

その後、全部をわざわざ選択しなければいけません。

上から下まで。

この選択が、Chrome だとくっそ遅い。

Safari だとまだ早いのですが、購読の契約内容がちょっと特殊で、使えるブラウザに縛りがあります。

そこで Chrome を選択しているので、遅いほうを使い続けるしかありません。

毎朝、遅いブラウザで、長い記事を上から下まで選択しています。

ここまでで、まだ1文字も耳に入っていません。

少し触り損ねると、選択範囲が消える

記事を全文選択してコピーしようとした直前に操作を誤ると、選択範囲が消えて最初に戻る流れ。

そして、コピーの直前で全部消えます。

「もう地獄だよね」というのが正直なところです。

全範囲選択できました、というところまで行って、コピーして読み上げアプリに貼り付けようという段階で、ちょっと操作を誤った瞬間、コピーの範囲指定が消えます。

この範囲指定が消えるという体験は、一回二回ではありません。

「本当に頻繁にやってた」と言うくらい、繰り返し起きていました。

しかも、落ち着いた環境で操作できるのは毎回ではありません。

選択がやり直しになるたびに、また上から下まで、同じ操作を最初から繰り返すことになります。

読み上げまで到達できない、のではありません。

読み上げに渡すまでが長い。

減らしたかったのは、ここです。

減らすなら、読む量ではなく手数のほう

新聞を読まないという選択肢は、取りませんでした。

自分が読む記事量は大体1万〜1万3千文字くらいです。

これが朝の読み上げの時間・文字数になるのですが、この文字数を単純に倍率を上げて聞いていったとしても、どんなにやっても20分近い、15分は確実にかかります。

この15〜20分を、朝の出社準備から朝礼までの間に収められるか。

毎日その余裕がある状態で迎えられるようになるのが社会人の務めなのですが、なかなかそうできません。

ではどこか時間を割いて節約できないか、と考えました。

単純に新聞を読まないという選択肢もないわけではありません。

でもそれは仕事の生産性を下げる、質を落とすことにつながる。

そこはやりたくなかった。

日々の業務に対してインプットをしっかり毎日行って仕事に臨む、その姿勢を作りたかったからです。

しかし実際は、記事の選定・ピックアップ・読むこと自体が非常に長いのです。

そこを何とかできないかと、ずっと思っていました。

その体験を簡略化させるアプリがないか探した時期もあります。

そのうえで自分が作りたかったのは、取り込んだ結果をちゃんと読み始められる、使えるという当たり前の水準でした。

まずその最低限ラインがあって、それを超えた上で時短をしたい。

朝の時間を有効に作れないか。

それを一つずつ模索していったのが、このアプリを作る動機です。

目だけでは入らない。それでも「過去の遺物」にはなりたくない

私は、電子媒体を目だけで読み切れません。

本を自分の中に取り入れたいというのは非常に感じていて、Kindle で記事を読んだりしていた時期もありました。

ただ、電子媒体で長時間集中して目で読み込んで頭に入れる、この動作があまりできません。

自分の中でマッチしていかない。

Kindle を使って何冊か本を買って読んだりもしましたが、拾い読みや本当に必要な部分は読めても、全部読んで自分のためにというのは、なかなかできていませんでした。

後から知ったのですが、Kindle を読み上げで使うという使い方があります。

ただし、本を読み上げで読むというのは著作権の問題があり、簡単にはできないという大前提があります。

目でやれる人はそれでいい。私は耳でやる・目でやる両方が必要なタイプです。

もう一つ、「情報を毎日入れる」を後回しにできなくなる出来事がありました。

国内大手ドラッグストア同士の統合が発表されて、2ヶ月ほど経った頃です。

身近な上席が、その統合をまだ知りませんでした。

それを聞いて、「仕事をする上で綺麗事じゃすまないな」と思いました。

そういうことについていけない、過去の遺物みたいな存在には 自分はなりたくない。

だから、ちょっとした時間で情報を自分に取り入れて、自分化して、また二次的に後輩・同僚・顧客・上司先輩に発表していく、共有していく。

それには一旦自分の中に落とし込まなければいけません。

かつ、それを毎日ゆっくりやれるかというと、やれない。

それはもう7、8年くらいずっと 自分の中でくすぶってた内容でした。取り入れたいけどなかなか叶わない。

残った問い

私は「毎朝、選んで、全部選択して、コピーして、貼る」でやってきました。

電子情報の波に飲まれつつある 現代の社会人が、限られた時間の中で どう情報をピックアップするか。

私自身は、これを必須の悩みだと思っています。

同じ悩みを持っている方が普段どうしているか、聞かせてください。

まとめ

そもそも仕入れがしんどかったから、自分で作った。

・減らしたのは読む量ではなく、読むまでの手数。新聞を読まない選択肢は取らなかった

・最低ラインは新機能ではなく「取り込んだ結果をちゃんと読み始められる」こと

・「それはもう7、8年くらいずっと自分の中でくすぶってた内容」でした。「叶えさせてくれるアプリが当時からあったのかもしれないけど、自分の目の前に現れてくれるプロダクトがなかった」——だから自分で作る。その発想がやってきて、今に至っています

朝の手数を減らすアプリを作っています。先行して試したい方は、事前登録ページから登録できます → yomiage 事前登録

FAQ

Q. 読み上げアプリは他にもあるのに、なぜ作ったんですか。 A. 読み上げそのものが理由ではありません。減らしたかったのは、記事を選んで、全部選択して、コピーして、貼り付けるまでの手前の手数です。そのうえで、取り込んだ結果をちゃんと読み始められるという当たり前の水準を、まず自分の手で満たしたいと思いました。

Q. どれくらいの分量を、どれくらいの時間で聴いているんですか。 A. 1万〜1万3千文字です。再生倍率を上げても15分は確実にかかり、20分近くになることもあります。朝礼までの時間との勝負になります。

Q. なぜ Safari を使わないんですか。 A. 購読の契約上、使えるブラウザに縛りがあり、そこで Chrome を選んでいるためです。Chrome だと範囲選択がとても遅くなります。

Q. Kindle の本も読み上げさせるんですか。 A. 本には著作権の前提があり、簡単にできる話ではありません。この記事では、読み上げで使うという使い方を後から知った経緯として書いています。

この記事を書いた人
Ken

断食サラリーマンKEN。営業職の会社員。16時間断食を5年続けた経験と、無理なく続ける工夫を発信しています。断食タイマー「16h danjiki」を開発し、記事を耳で読むブラウザー「yomiage」を制作中です。

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