結論:16時間断食中のコーヒーは、ブラックならOKです。 カロリーがほぼゼロで血糖値も上げないため、断食の効果を邪魔しません。逆にミルク・砂糖入りは血糖値が上がり、体感としても「せっかくのコーヒーを台無しにする」選択になります。この記事では、営業職で16時間断食を5年続けている私が、実際に飲んでいる量・タイミング・銘柄の選び方まで、体験込みで解説します。
16時間断食とは、1日のうち食べない時間を連続16時間つくり、残りの8時間以内で食事を済ませる食事法です。「プチ断食」とも呼ばれ、コーヒーやお茶など、カロリーがほぼないものは断食時間中でも飲んで構いません。
なぜブラックコーヒーならいいのか
ブラックコーヒーはカロリーがほぼゼロで、血糖値をほとんど上げないため、断食の「食べない時間」を崩しません。 むしろカフェインには脂肪の燃焼を助ける働きがあると考えられており、断食中の飲み物としては相性がいい部類です。
私は朝抜き型(20時に食べ終えて翌日の昼まで)を5年続けていますが、コーヒーは今も欠かせません。朝7時ごろに1杯目、日によっては10時ごろに2杯目。仕事先で出されて飲むこともあります。ただしどれだけ好きでも際限なく飲むわけではなく、13〜14時までには終えると決めています。理由は単純で、そこを越えて飲むと夜の眠りが浅くなるからです。私は自分でも「カフェインが効きやすい体質」だと感じています。
ミルク・砂糖・豆乳がNGな理由
ミルクや砂糖を入れたコーヒーは、断食の効果を弱めます。 砂糖は血糖値を急上昇させ、ミルクにもカロリーと糖質が含まれるため、厳密には「食べている」状態に近づくからです。
正直に言うと、私も昔は砂糖入りのコーヒーをいくらでも飲んでいました。でも今は選びません。「せっかく体にいいはずのコーヒーを、砂糖でわざわざ体に悪い飲み物にするのは意味がない」と思うからです。
一方で、調整豆乳を入れた濃いめのコーヒー(豆乳ラテのようなもの)は、たまに飲みます。豆乳は牛乳よりは血糖値への影響が緩やかとされていますが、これも「厳密な断食」からは外れます。頻度を絞って使うのが現実的なラインだと感じています。
バターコーヒー(MCT・ギー)はアリ?
バターコーヒーはカロリーがあるため、厳密には断食の空腹時間を途切れさせます。 ただし、糖質をほぼ含まず血糖値を急上昇させないため、「何も食べずに空腹で潰れるくらいなら」という位置づけで取り入れている実践者は多く、私もその一人です。
私は最近、グラスフェッドバター(ギー)を溶かしたバターコーヒーをほぼ毎日飲んでいます。空腹をやわらげつつ、血糖値の急上昇を避けられる感覚があるからです。ただし、これは「16時間、完全に何も摂らない断食」とは別物だと自覚した上でやっています。厳密さより続けやすさを優先した工夫、というのが正直なところです。
もう一つ、私が気にしているのが焙煎度です。深煎りより浅煎りのコーヒーの方が、クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)が多く残ることが分かっています。焙煎が進むほどクロロゲン酸は分解されて減っていくためで、私はそれを知ってから浅煎りを選ぶようにしています(Molecules 2021)。私自身、抗酸化の効果を厳密に検証したわけではありませんが、「同じ飲むならクロロゲン酸が残っている方を選ぶ」くらいの気持ちで実践しています。
飲む量とタイミングの門限
コーヒーは就寝の3〜4時間前までに切り上げるのが目安です。 カフェインの摂取量と就寝までの時間の組み合わせが、睡眠の質に影響することが研究でも示されています(Sleep 2025)。
私が13〜14時を門限にしているのも、この体感と一致します。それを越えて飲むと、夜眠りが浅くなるのを自分ではっきり感じるからです。カフェインの感受性には個人差があり、私のように「効きやすい体質」だと自覚がある人は、もう少し早め(13時前後)に切り上げる方が安全です。逆に平気な人は、就寝時刻から逆算して3〜4時間前を目安にすればいいでしょう。
もう一つ、私が実践しているのが「カフェインの休み期間」です。同じ量を飲み続けると体がカフェインに慣れて、効きが悪くなる感覚があるため、2〜3ヶ月に1回、数日間連続でコーヒーを断つようにしています。カフェインを長く摂っている人が急にやめると頭痛が出ることが報告されており(Psychopharmacology 2004)、私自身も休み期間の初日に頭痛が出ることがあります。これはカフェイン離脱に近い反応だと考えています。無理にゼロにする必要はなく、体調と相談しながら少しずつ減らすのが現実的です。
睡眠への影響が強く出る人は、16時間断食で寝れない原因と対処法も合わせて確認してください。
コーヒー以外のOK/NG飲み物一覧
断食中に飲んでいいかどうかを、私の実践込みで整理します。
| 飲み物 | 判定 | 理由・私の実践 |
|---|---|---|
| ブラックコーヒー | ◎ | カロリーゼロ・血糖値を上げない。1日2杯、13〜14時まで |
| 緑茶 | ◎ | カロリーゼロ。あれば飲む程度で常用はしていない |
| 炭酸水(無糖) | ◎ | 私の夕方の第一候補。コーヒーの門限を過ぎた後、「しゅわっと」した感覚で疲れを紛らわせる。残業前の最後の1〜2時間に気合いを入れる用途でも使う |
| バターコーヒー(MCT/ギー) | △ | カロリーはあるが糖質はほぼゼロ。厳密な断食からは外れる前提で、空腹対策として取り入れている |
| 調整豆乳入りコーヒー | △ | 牛乳よりは緩やかだが、頻度を絞って使う |
| 砂糖・ミルク入りコーヒー | ✗ | 血糖値が急上昇。断食の効果を弱める |
| ジュース・エナジードリンク | ✗ | 糖質が多く、血糖値を大きく動かす |
具なし味噌汁も断食中の水分・塩分補給としてよく紹介されますが、私自身はまだ試したことがありません。塩分を摂りたい時の選択肢として気になっています。
空腹そのものが辛いタイミングには、断食中の空腹を紛らわす方法も参考にしてください。
まとめ:コーヒーは味方、ただし「ブラック・門限・休み期間」の3つを守る
- ブラックコーヒーはOK。カロリーゼロで断食を邪魔しない
- ミルク・砂糖入りはNG。血糖値が上がり、断食の意味が薄れる
- バターコーヒー(MCT)は「厳密な断食からは外れる工夫」と自覚した上でならアリ
- 門限は就寝3〜4時間前が目安。カフェインが効きやすい人はもっと早めに
- 飲み続けると効きが悪くなる感覚があるなら、数ヶ月に1回コーヒーを休むのも一つの手
- コーヒー以外は緑茶・無糖の炭酸水が安全な選択肢
コーヒーは断食の敵ではなく、うまく付き合えば味方になります。ただし「飲めばいい」ではなく、量・時間・種類を自分の体と相談しながら決めるのが、5年続けてきた実感です。
私はいま、断食の開始・終了時刻と「あと何時間で門限」を記録できる断食タイマーアプリ「16h danjiki」を開発しています(iPhone向け・ojicare)。コーヒーの門限も、感覚だけに頼らず記録すると管理しやすくなります。
よくある質問
Q. 16時間断食中にコーヒーは何杯まで飲んでいい?
A. 明確な上限はありませんが、カフェインの摂りすぎは睡眠に影響するため、1日2〜3杯程度が現実的な目安です。私自身は朝7時と10時前後の2杯で、13〜14時以降は飲みません。
Q. バターコーヒー(MCTオイル入り)は断食中に飲んでもいい?
A. カロリーがあるため、厳密には空腹時間が途切れます。ただし糖質をほとんど含まず血糖値を急上昇させないため、「完全に空腹で潰れるより」という位置づけで取り入れる実践者は多く、私も日常的に飲んでいます。
Q. コーヒーを飲むと眠れなくなるのですが、断食中はどうすればいい?
A. 就寝の3〜4時間前までに切り上げるのが目安です。カフェインの感受性には個人差があるため、眠りへの影響を感じる人はさらに早め(13時前後)を目安にしてください。
Q. コーヒーを断つと頭痛がするのはなぜ?
A. 長期間カフェインを摂取している人が急に断つと、頭痛などの離脱症状が出ることが報告されています。私も数ヶ月に1回コーヒーを休む時、初日に頭痛が出ることがあります。無理にゼロにせず、少しずつ減らす方法もあります。
✍️ この記事を書いた人
断食サラリーマンKEN(OJC/ojicare)— 営業職の会社員。38歳でプチ断食を始め、16時間断食を5年続ける実践者。朝抜き型(20時→翌日昼)で定着。会食・接待の多い生活の中で「無理なく続ける工夫」を試し続けている。
※ペンネーム+実体験で運営。医療に踏み込む内容は別途、医師・管理栄養士の監修を付ける方針。
⚠️ 注意・免責
- 妊娠中・授乳中、持病で治療中の方、カフェインに敏感な方は、自己判断で摂取量を増やさず医師に相談してください。
- 本記事は個人の体験と一般的な情報提供であり、医療上の助言ではありません。
- 強い動悸・不眠・頭痛が続く場合は、コーヒーの摂取を控えて医療機関に相談してください。
📚 参考文献(出典:PubMed / DOIリンク必須)
- カフェイン摂取量と就寝までの時間が睡眠に与える影響(RCT). Sleep. 2025. DOI
→ カフェインの量と就寝までの時間の組み合わせが睡眠の質に影響すると示した研究。「門限は就寝3〜4時間前」の根拠。 - コーヒー・カフェインの作用と健康影響. Pract Neurol. 2016. DOI
→ カフェインの一般的な生理作用・健康影響を整理したレビュー。 - カフェイン離脱症状(頭痛等). Psychopharmacology. 2004. DOI
→ 長期カフェイン摂取者が断つと頭痛等の離脱症状が出ることを示した研究。「休み期間の初日に頭痛が出る」の裏付け。 - 焙煎度とクロロゲン酸・カフェイン含有量の変化. Molecules. 2021. DOI
→ 焙煎が進むほどクロロゲン酸(ポリフェノール)が減少すると示した研究。「浅煎りの方がクロロゲン酸が多く残る」の根拠。


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